マスク依存症の心理と治し方 [健康]
そもそもマスクは風邪やインフルエンザの予防、花粉症の方はその予防のために使われるものですが、最近では違う目的で使用しマスクを手放せなくなっている人が増えているようです。
その心理とは?マスク依存症から抜け出す方法についても紹介したいと思います。
なぜマスクが手放せないのか
特に若い女性に急増していると言われているマスク依存症。その心理には次のようなものがあるようです。
・人からの視線を少し軽減できる気がする
・自分のコンプレックスを隠せる
・自分がどういうふうに見られているかを意識しなくて済む
・周りと関わらなくて済む気がする
・人と話すときに守られてる感じがする
・恥ずかしくてマスクを外せない
などなどの理由でマスクを手放せなくなっているようです。
マスク依存症はもともとは対人恐怖症や、自分の顔が醜いと信じ込んでしまう醜形恐怖症の方に見られていました。しかし現在そのような疾患はないにも関わらずマスクを手放せなくなると、どのような弊害が起こるのでしょう。
マスク依存症による弊害とは
マスクをしている人に対する周りの人の反応には以下のようなものがあります。
・何を考えているかわからなくて怖い
・表情がわからないので感情を読み取れない
・壁を作られているようで近寄り難い
人がコミュニケーションを取る時には目はもちろん、口元の表情を見て相手の感情を読み取ります。しかしマスクで口元が隠されているとどうしても表情が読み取りにくくなり、上手くコミュニケーションが取れなくなってしまいます。
また相手に不安感を与えてしまったり、親しみやすさも減ってしまい良好な人間関係が作れなくなってしまう恐れがあります。
そうなるとどんどん周りとの関りが減り、結果的に引きこもりになってしまうという事態も考えられるそうです。
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マスク依存症を治すには
まずはマスクを外す時間をだんだん長くしていくことが必要です。マスクなしで外出するのが難しければ、まずは家の中で挑戦してみると良いでしょう。
そして根本にある周りと関わりたくない理由や悩みなど心の問題がある場合は、それを解決することも大事になってきます。もし家族や周りにそのような方がいたらぜひ手助けしましょう。家族や友人などの助けは大きな効果があります。
また、エクスポージャー法という心理療法もあるそうです。不安な場面にあえて直面し続けることで、その不安感を克服していくものだそうで、マスク依存症の方にも効果が期待できるそうです。
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